アートセラピー(芸術療法)とは?

アートセラピーとは、絵や図形を描く絵画療法、ミニチュアやオモチャなどを用いた箱庭療法、粘土細工や手芸、陶芸を用いた造形療法などの非言語的コミュニケーションを通じて、悩みを抱える人にアプローチする心理療法の一種です。

アートセラピーには、絵を使った物以外にも、音楽療法・園芸療法・ドラマセラピー・フォトセラピーなど様々な種類があります。アートセラピーの資格も療法や学校によって多種多様です。

アートセラピーの効果

アートセラピーの効果は心理学、脳科学、社会学の側面から様々な角度で語られています。まだまだ発展途上の分野であり、盛んに研究が行われています。ここでは、3色パステルアートにおいて得られる効果にふれています。(アートセラピーの効果)

1、無心になれる秘密とメリット

2、ストレスと記憶の仕組み

3、共感覚と五感,右脳の活性化

4、柔軟な脳の鍛え方

5、自己肯定感の高め方

6、オープン・ダイアログ・ケア

 

絵の診断と3色パステルアート

一般的には、“アートセラピー”=“絵を使った心理療法”=”絵の診断(分析)”と理解されることが多いようです。「私の絵を診断してください!」とおっしゃる方も多いですが、3色パステルアートでは絵の診断(分析)はしていません。

3色パステルアートでは楽しい時間を共有することと、自己表現を大切にしています。

インストラクター認定講座では、参加者の自己肯定感が育つ関わり方に重点をおいています。絵の分析に詳しい人ではなく、絵をコミュニケーションのツールとして自由な自己表現や楽しい時間を共有する場を提供できる人材の育成に力をいれています。

近年、医療・教育の現場では精神疾患や発達障がいのケアの主流が、従来の「モノローグ(=個別対応)」から、「ダイアローグ(=コミュニティケア)」へと変わりつつあります。良質なコミュニティーを提供できる人材が現代社会では求められています。

パステルの優しい色を自由に広げながらリラックスしたり、元気のなかった人が意欲的になったり、楽しい時間をみんなで共有することがねらいなので、絵を診断することはありません。

診断されると思うと、萎縮してしまって楽しく描けず、また、変に診断を先回りしてしまいその人本来の表現ができません。そもそも決められている絵の分析のルールにも、この診断結果はは当たっているのか?と疑問を持たざるを得ないものがとても多いのです。(※1)

 

※1絵の診断の正しさ

絵から深層心理を探るといっても、統計学からきているので実は絵の診断(分析)は占いのようなものです。

人の生き方が多様化している現代では、統計的に“真ん中”に当てはまる人はほとんどいなくなりました。それに伴い、統計学に当てはめて分析や診断を行うことそのものの意味合いが薄れています。

診断結果が明らかに本人の状態と異なっていても、自分に自信がない人ほどその結果を信じ込んでしまう傾向があることも問題です。

おまけ)風景構成法における絵の診断結果

「単純にアートセラピーで絵の分析結果を楽しみたい。」
という方のために、あくまで統計的なものです、というのを断った上で、一般的に言われている絵の分析結果を当サイトに載せています。上記をご了承うただいたうえで個人でお楽しみください。

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※風景構成法とは

アートセラピーの中でも特に有名なのが「風景構成法」です。風景構成法はその前進である「箱庭療法」に比べて診断(分析)に特殊な技能や経験を問わないことが特徴とされていますが、そのかわりに結果も曖昧な部分が多いというデメリットがあります。

もちろん風景構成法で描いた作品を診断や分析に使用するだけでなく、それをきっかけに話しをしてもらったり、非言語コミュニケーションをとることにこそ意味があります。この場合は、しっかり腰を据えてカウンセリングの技術を学ぶことは必須です。

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