インストラクターに必要な『ファシリテーションのコツ』

 

ファシリテーションとは

ファシリテーション(facilitation)とは、人々の活動が容易にできるよう支援し、うまくことが運ぶよう舵取りすること。--特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会サイトより引用

 

ファシリテーションは会議や学習、レクリエーションなど、様々な場所で使われています。
いざ勉強しようとすると奥が深いものです。そこで、ここでは3色パステルアートインストラクターとして活動することを想定したポイントを3つに絞ってご紹介します。

(1)導入編:スタートが肝心!最初の1分の練習は念入りに。
(2)伝え方編:伝える順番の王道『PREP法』
(3)対話篇:講義とファシリテーションの違い、参加者との対話

 

伝え方編:伝える順番の王道『PREP法』

伝える順番がぐちゃぐちゃで、相手に意図がうまく伝わらないことはありませんか?焦って説明を重ねるうちに、だんだん自分が何を喋ってるか分からなくなってしまったり…。

そんな人にオススメな伝え方の順番がPREP(プレップ)法です。

P:Point(ポイント)
R:Reason(理由)
E:Example(例え)
P:Point

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P:伝える順番は大切です。

R:なぜなら、伝える順番が悪いと相手を混乱させてしまうからです。

E:それをリカバリーしようとして説明を重ね、余計に混乱させてしまったことがあります。

P:というわけで、伝える順番はとても大切です。

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絵の手順や道具の使い方を伝える時も基本はこの繰り返しです。

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P:空を描くときは綿を小さく丸めましょう。
R:なぜなら、銀杏の葉の色と混ざってしまうからです。
E:綿が大きくて塗りづらく、色が混ざって緑色の背景になったことがありました。
P:空を描くときは綿を小さく丸めましょうね。

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3色パステルアートのワークショップも、インストラクター認定講座などの長時間のものも、分解すると全てPREP法の繰り返しです。

PR、PRP、PEEP、、などPREP法を元に変形することもあります。いずれにしろ、伝える順番の基本を抑えていればスッキリと分かりやすい情報をお伝えすることができます。

このPREP法は文章にも活用することができます。チラシ作りや、ブログの記事、活動報告など、文章が苦手な人にもオススメの方法です。

使いこなして“伝えること”に自信をつけてくださいね。

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