3色パステルアートの体験会には、不安障害をお持ちの方や、緊張状態が強くなかなかリラックスできない、という方も多くいらっしゃいます。

不安感や緊張感が強い状態の人の脳では、β波(ベータ波)という脳波が多く出ています。
心療内科や精神科では、診断材料のひとつとしてβ波の量の測定を取り入れている場所もあります。

β波が出ている時の脳は、緊張・不安・覚醒状態。
適度に出ているぶんには良いですが、ずっとβ波が大量に出ている状態では気持ちが休まる間がなく疲弊していってしまいます。

 

3色パステルアートの効果でβ波が減少

3色パステルアートでは、2016年11月〜2017年5月にかけて、3色パステルアートによる創作活動が脳波に与える効果を独自に調査しました。

その結果、3色パステルアートの技法を用いて絵を描いている間は、β波が減少していることが分かりました。

絵の得意不得意や、3色パステルアート経験の有無に関わらず、7割以上の人で同じ結果が得られました。(下グラフ参照)

最も変化が大きかった人では26.7%もβ波が減少しました。
代わりに、深いリラックス状態を示すθ波が増加しています。(下グラフ参照)

 

楽しみながら緊張を解く

不安感を無くそう、緊張しないようにしよう、リラックスしなきゃ…
と思うと逆効果。人の脳は真逆の反応を示しやすくなり、余計に緊張したり、うまくいかないことで余計に焦りが出てきます。

無理矢理「緊張を解こう!」と力むのではなく、「楽しく絵を描こう」という気軽な気持ちで参加してください。

3色パステルアートの手順通りに描いているうちに、緊張感のことは忘れていつの間にか無心でリラックスできるようになっているはずです。

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