2017年6月1日(木)インストラクター交流会・研修会『五感で描く共感覚アート』を開催しました。

交流会報告

交流会では参加したインストラクター同士で、近況報告やこれからチャレンジしたいことをシェアしています。

インストラクターの人数がふえるにつれてその活動範囲も多岐にわたり、交流会での情報交換も盛り上がります。

・こども(または親子)向け
・高齢者向け
・一般(大人)向け
・身体または精神障害者向け

など、活動先のジャンルを大まかに分けるとこのようになります。
いくつかの現場を掛け持ちしているインストラクターもいて、様々な場所で3色パステルアートが楽しまれている様子が伝わってきます。

現場に出たらインストラクターは自分だけが頼り。
困ったことやうまくいったことなど、これからの活動をより良いものに改善していくためにも交流会はとても有効です。

今回新しかったのは、
「Skypeを使って海外の方と一緒に描きました!」という声。
(*Skype<スカイプ>とは無料で使用できるテレビ電話のようなシステムです)

最近はSkypeよりさらに手軽に使えるZoom<ズーム>というアプリケーションも登場し、場所の垣根がどんどん低くなっています。
自宅近くで簡単に手にはいる材料だけで行うことも3色パステルアートの特徴のひとつ。
インターネットを上手に活用して世界中の人に3色パステルアートを楽しんでもらうことも、今後前向きに検討していきます。

 

研修内容

今回のテーマは『五感を描く共感覚アート』

「アートセラピーで五感を活性化!」と言っても実際は視覚と触覚しか使えていないケースがほとんどです。では、絵を描くときにそれ以外の感覚(嗅覚、聴覚、味覚)はどのようにすれば描けるのでしょうか。

研修会では、まずは共感覚や発音体感などの解説を交えながら、音や香り、味、感情にも色があることを体験しました。

「黄色い声援」や「やわらかい香り」という言葉があるように、「音(聴覚)×色(視覚)」「触覚×香(嗅覚)」と、五感同士は密接に繋がっています。

3色パステルアートの抽象画は、嗅覚、聴覚、味覚、触覚からインプットした情報を、視覚と触覚でアウトプットする作業です。
はっきりとした言葉で論理的に説明できない感覚を描くことは、右脳の活性化にも効果的です。

アートセラピーの効果③-共感覚と五感・右脳の活性化
アートセラピーの効果④-脳の柔軟性を鍛える
自分の特技と合わせて使える!五感を描く3色パステルアート
などの記事でも詳細を解説しています。

 

参考
共感覚(きょうかんかく) https://ja.wikipedia.org/wiki/共感覚
色聴(しきちょう) https://kotobank.jp/word/色聴-72653

 

今回のモチーフは『たまごボーロ』

岩本製菓株式会社HPより(http://www.iwamotoseika.co.jp/)

マインドフルネスで取り入れられている手法を使い、五感を使ってマシュマロをじっくり観察して描きます。

(*マインドフルネスと3色パステルアートについては「アートセラピーの効果①-無心になれる秘密と効果」をご覧ください)

 

完成作品

シンプルな見た目のたまごボーロを描いたとは思えない、個性豊かな作品。

感覚は自分だけのものなので、共有することが非常に難しいものです。
それを絵として表現しお互いに共有するのもまた楽しく贅沢な時間。テーマを持って抽象画を描くことでいつもの自分の作風とは違う、新しい表現が引き出されます。

 

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