3色パステルアート®️インストラクターの藤原祥子さんは、地元のさいたま市をはじめオンラインでも活動されています。
現在の活動について教えてください
現在は、地元さいたま市の公民館で月1回、講師として活動しています。参加しているメンバーは7~8人、同世代の友人が中心です。公民館のグループは友人が作ってくれました。
他に自主開催講座として、ブックカフェで年3~4回、講座をしています。こちらは、お店のオーナーのご好意で地域の皆さんに広報してくださっていて、有難い限りです。
また、さいたま市の生涯学習講師に登録したご縁で、小学校の地域コーディネーターに招かれて放課後開放の時間に週1回「お外でパステル」をしています(雨天時中止)。
去年は単発講座の依頼もありました。いまデイ・サービスから問い合わせがあって、この縁がつながると嬉しいな、と思っています。
2021年からは新型コロナ禍対応で、オンライン講師もはじめました。同じインストラクター仲間の福田雅子さんのサロン、Salon de Feel(サロンドフィール)ででzoomオンラインを中心とした講座を月1~2回、開いています。
最近は、ストアカ(ストリート・アカデミー)にも講師登録して、活動を始めています。
資格講座受講のきっかけと感想を教えてください
友人がSNSで「イイね」をしていた3色パステルアートに興味を持ち、まず体験講座に申し込みました。そのころ母の認知症をなんとかしたい、と思ってセラピーアートに興味をもっていた私は、3色パステルアートに出会う前に臨床美術の体験もしていました。
3色パステルアートの体験講座では道具がすべて用意されていて、気軽に参加することができました。
はじめてのソフトパステル、赤黄青だけで、それも直書きではなく、綿に色をとって描く手法、いつの間にか出来上がる絵、どれもが新鮮でとっても楽しい体験でした。「これだ!」、これこそ、手軽に母と一緒にできそうだ、と思い、翌月のインストラクター資格講座を申し込みました。
受講したインストラクター資格講座は、対面講座で、まる一日実践と座学の内容の濃いものでした。
お昼を挟んでの午後の講義は眠気に襲われて、のちのちテキストを読み直さないといけないくらい頭に入っていませんでしたが、実験データーや参考資料も提示されていて、しっかりしたテキストの内容で3色パステルアートは本当に信頼ができるセラピーアートだと思いました。
驚いたことに、その日は偶然にも「イイね」をしていた友人も一緒でした。さらに、たくさんの受講者と出会うことができて、いっぺんに仲間が増えたのも嬉しかったです
インストラクターとして心がけていることや、印象的だったエピソードを教えてください。
楽しい!と思ってもらえることを第一に考えて、わかりやすく伝えることを心がけています。
大人の集まりでは、おけいこ教室スタイルでやっていますが、小学校の「お外でパステル」では、参加したい子どもたちが三々五々にテーブルに集まってくる、露天商のようなスタイルです。描き始めの時間もてんでバラバラです。
ある時、「席にみんなが揃ってから描き始めようね」と女の子を待たせていたら、泣き始めてしまいました。時間がない、というのです。その時、私は自分の都合で一斉に描き始めたい、と思っていたことにハッとしました。それからは、描くことを楽しみにして、限りある時間の中で来てくれている子どもたちの気持ちを大切にするようにしています。
「ねえねえ、コレ楽しいんだよ、いっしょにやろう!」とお友だちを誘っているのを見かけたりするとくすぐったいような、嬉しい気持ちになります。
インストラクターになってからご自身に変化はありましたか?
3色パステルアートを描き始めてから、インストラクターとして活動する以外にも、自分発信ツールとして、パステルアートを描くようになりました。認知症の母と一緒に描く機会は減ってしまいましたが、折りに触れパステルを描いては、Instagramなどに発表しています。
インストラクター資格取得を検討している方へメッセージをお願いします
3色パステルアートはやって楽しい、見ても楽しい「セラピーアート」でありながら、みんなと繋がれるのも楽しい「コミュニケーション・ツール」でもあります。対面でリアルでもできるし、zoomなどでオンラインでもできます。
月1くらいで、zoomオンラインのインストラクター同士のレシピ練習会(公式レシピの絵の研究会)を企画しています。画面を通して、全国各地のインストラクターさんたちと知り合える楽しい時間になっています。
是非3色パステルアートインストラクターになって、110以上ある絵のレシピと400人以上のインストラクターと皆さんも出会ってほしいな、と思います。