3色パステルアートのインストラクターはどこで活躍しているの?
そんな疑問にお応えするため、現場での活動をご紹介します。
今回は『就労移行支援事業所』です。
就労以降支援事業所とは?
就労移行支援事業所は、就労を希望する65歳未満の障害のある方に対して、就労に必要な知識や能力を提供する通所型の福祉サービスです。利用は原則2年以内と定められています。
上記のスキルアップだけでなく、面接指導や履歴書作成サポートなどの就職活動の手助け、就職後の定着支援まで幅広く行っている事業所も存在します。
就労以降支援事業所での活動
就労以降支援事業所の多くは、平日の朝から昼過ぎまで(例えば10時〜15時等)と開所時間が決まっており、利用者の方は規則正しい生活をすることを目指します。
開所時間内にはSST(ソーシャルスキルトレーニング)や、Excel・WordをはじめとしたPC技能、ビジネスマナーなど、時間割のように様々なカリキュラムが存在します。
そのカリキュラムの一環として3色パステルアートが多く取り入れられています。
パステルアートを就労移行支援事業所で実施する際のポイント
3色パステルアートでは、精神障害または発達障害の方が多く利用されている就労移行支援事業所様からの依頼を多くいただいています。
病院に通院しながら通っている人がほとんどですが、2年以内の就労を目標として通われています。そのため、精神科デイサービスのように病院内で行われるワークショップに比べ、参加者様の障害の程度は軽度です。進行方法は、一般の大人向けのワークショップとあまり変わりません。
コミュニケーション能力に苦手を感じている人や、通所をきっかけに克服したいという前向きな人が多いので、鑑賞会の時間を長くとり、黙々と絵を描くだけでなく、参加者同士の交流を活発にすることがポイントです。
何もない中での雑談を苦手に感じる人も、共通の絵を描いて場を共有することで、会話のきっかけがうまれ、スムーズな対話をはじめることができます。
活動事例
▷シャローム所沢様
▷サンライトしながわ様