ストレスを忘れ世界観が入れ替わる

アートセラピーの効果①として無心になれるということをお伝えしました。

前回の記事を読んで、無心になれる効果は描いているときだけでしょ?と思った方もいるかもしれません。

しかし、継続的に3色パステルアート教室に参加している生徒さんの中には、「何のことで悩んでいたのか細かく思い出せなくなった」という人が実際にいらっしゃいます。

実はこれは人間の脳の仕組みと関連しています。今回のキーワードはです。

 

脳の容量は意外と少ない

『マジカルナンバー7』という心理学の用語があります。

これは、ジョージ・ミラーという心理学者が発見したもので、人が覚えられる記憶容量は7個までであることを示しています。(参考論文:The Magical number 7±2: some limits on our capacity for processing information)

人は7個までしか同時に記憶することができないのです。(±2は、容量が多い人は9個まで、少ない人は5個まで、という意味)

この7個しかない容量が全部ネガティブなことで埋まっていたらどうでしょう。8番目に良いことが待っていても、脳の容量を全部使ってしまっているので、それは見えません。「嫌なことばっかりだ!」という状態です。

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一方、絵を描くときは、
「1色目は何にしよう…。」「どんなふうに描こうか」「赤と黄色のグラデーションを作ってみようかな」「ここにドットを足してみよう」

などと考えているうちに7の容量が”作品のこと“に入れ替わってしまいます。そして、これを何度も繰り返し継続しているうちに日常生活にも変化が訪れます。

「今日の風は何色かな?どんな形をしているだろう…」普段は気にもとめない景色を見たときも、「この風景パステルアートで描けそう!」と思ったり、空の絵を描いた後はやたらと雲の形が気になったり。

絵を描くと世界の見え方が変わってきます。もちろん、世界が変わったのではありません。脳の容量の使い方が変わったのです。

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引き寄せの法則

引き寄せの法則という言葉があります。

願いを具体的に思い浮かべるとそれを引き寄せる、というニュアンスで使われることの多い言葉ですが、これはもちろん引き寄せているわけではなく、自分がそのことに関する情報に敏感になっただけです。現実は何も変わっていません。自分のアンテナが変わったのです。

「嫌なことばっかりだ!」という人は、嫌なことへのアンテナが敏感です。

絵描きは、世界の美しさを切り取ります。アートセラピーには、頭の中を一度リセットし現実をもう一度見直す力があります。

(–2016年05月18日更新)

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