2019年12月08日(日)3色パステルアートインストラクター限定交流会・研修会を開催しました。
3色パステルアートでは月に1度、インストラクターとしてのステップアップと、活動の情報交換のための交流会&研修会を開いています。
この会を通してインストラクター同士の交流も広がり、ご縁がどんどん繋がります。
今月は2019年最後ということで特別編。
ゲストの先生もお招きし、二部制+忘年会という構成での開催となりました。
第一部『対話のことば』
3色パステルアートでは、オープンダイアログという心理療法に倣い、絵をツールとした対話の時間も大切にしています。
専門的でなかなか理解が難しい“オープンダイアログ”。
そのエッセンスが抽出され、初心者でもとても分かりやすく解説されているオススメの本が、『対話のことば オープンダイアローグに学ぶ問題解消のための対話の心得』です。
今回は著書の長井雅史さんにゲスト講師をお願いし、対話へのの理解を深めました。
使用したのは一緒に発売されている『対話のことばカード』というカード。
・感情の通路
・これまでへの経緯
・小さなサイン
・ゆったりとしたペース
などなど、対話をするときに大切な心得がひとつずつイラスト付きで書かれているカードです。
全部で30枚あるカードをテーブルに広げ眺めながら、自分が大切にしたいと思うものをそれぞれ3枚ずつ選びました。
そして、なぜそれを大切にしたいと思ったのか?実際のエピソードも交えながら、グループメンバーと共有します。
人に話しているうちに、自分が人との関わりの中で大切にしたい信念や思いの輪郭が浮き上がり、また、周りの人の具体的なエピソードを聞くことで、さらにその理解が深まっていきます。
それぞれの経験と知の共有ができる、実りある時間となりました。
第二部『2019年を表す1枚を描く』
第二部では2019年を表す抽象画を描きました。
絵を描くために、まずは今年1年どんな年だったかの振り返る時間を。
ワークシートを使って季節ごとに、
①どんな出来事があったか
②どんな気持ちで過ごしていたか
③どんな時間だったか
④それを表す擬音(ワクワク、せかせか、ぐるぐる等)は?
⑤色、形、質感は?
などなど、様々な角度から今年を振り返り、絵にするためのイメージを思い浮かべます。
たとえば、こんな作品。
・真ん中は今年一年を象徴する色です。(色に特に意味はなく、あくまでもなんとなくのイメージ)
・左上は1~3月を表しています。新しい縁が繋がる時期でした。たくさんの人に出会ったので、それをカラフルな丸で表現しました。
・左下は4~6月。新しいチャレンジの連続で、楽しさよりも不安が多かった時期。それを背景の何色ともつかない色(3色ともをごちゃごちゃに混ぜています)で、上方の黄色は、その中でもなんとなく感じていた期待感を表しました。
・右下は7~9月。国内外問わず、プライベートでも仕事でもたくさんの地を訪れました。たまたま常に晴天に恵まれ、それぞれの清々しい青空が記憶に残っていて、この時期を象徴する色として、迷わず青を選びました。
・右上の小さな三角は10~12月。年末の繁忙期に向かってぐるぐると目まぐるしく騒がしい感じをイメージしました。
と、このように作品とそれにまつわるエピソードを参加者同士でシェアしあいました。
描いているときは、「そういえばこんなことがあったなぁ」「あの時はこう感じていたのかなぁ」と、自分との対話の時間。シェアタイムは、周りの人との対話の時間。
自分を知ること、知ってもらうこと、相手を知ること、共感し合うこと。リアルな場ならではの、盛りだくさんなひと時を過ごしました。
忘年会
研修会終了後はピザやサンドウィッチを食べながら楽しい忘年会。
高知、香川、福岡など遠方からお越しいただいた方も多く、ご当地もののお土産をいただきました♪
その他にも手作りケーキや珍しいお菓子の差し入れも!
準備に関わってくださった方、会場まで足をお運びいただいた皆様、ありがとうございました!
2020年もよろしくお願いいたします。
よいお年を。