3色パステルアートでは、絵のレシピ販売益を全額食品購入にあて、『NPO法人フードバンク狛江』へ食品を寄付しています。

 

2018年7月度

2018年7月分の寄贈の報告です。

夏休みは給食がなくなってしまうため、Amazonのほしい物リストを利用して、個人からの寄付も受け付けました。
予想以上の人数からご協力いただき、新たに児童扶養手当受給世帯40世帯へ繋ぐことができました。寄贈いただいた皆様、ありがとうございます。

3色パステルアートからは、缶詰やインスタント味噌汁など約300食分18kgを寄贈しました。
食品と一緒に写っている絵は、全国のインストラクターから提供されたものです。送付状などメッセージカードとして使用されます。

 

支援家庭からのアンケートも見せていただきました。

“これほど「食べる物を買う」ことに困ったことは今までありませんでした”

まさか自分が…。
と思っている人は意外と多いのかもしれません。

誰にだって可能性はあると理解していても、実際に経験してみないと分からないことはたくさんあります。

 

今月はいつもよりも倉庫がガラガラでした。
Amazonのほしい物リストは今後も継続していきますので、個人で寄贈したいという方はぜひご利用ください。
ご自身の住所を記載しなくてもフードバンクへ食品を送ることが可能です。

 

寄付の仕組み

 

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NPO法人フードバンク狛江とは

フードバンク狛江は代表の田中さんご夫婦が二人三脚で活動されている、小さなNPO法人です。設立のきっかけは、田中妙幸さんと近所に住むある小学生の出会いから。

-2015/12/22東京新聞より一部抜粋

「どうしたの?」。二〇一四年の夏の日の夜、近所の路上で小学三年生の男の子が立ちすくんでいた。男の子はアパート暮らしで、四人兄姉の末っ子。父はおらず、母親が一人で育てていた。母は仕事から帰らず、男の子は鍵を忘れてしまい、外に閉め出されていた。「おばちゃん家(ち)、来る? 遠慮しないで」

その後、母親から家計が苦しく、おなかいっぱいご飯を食べることもままならない、と聞いた。ケーキを半分持って行ったり、煮物をお裾分けしたり。家族との交流が始まった。

文部科学省によると、六人に一人の子どもが貧困状態とされ、母子家庭の子どもは半数を占める。栄養失調死が年間二千人に上る日本の現実-。

問題に少しずつ目を向けるようになり、ある時、生活保護を受ける家庭のニュースが目に入った。「皆さん、自分のことを責めて生きている。ズタズタになりながら」。それは、かつての自分とどこか重なった。

 田中さんは、不妊治療にも励んだが、子どもに恵まれなかった。「どうにもならなくて社会につぶされそうな気持ちって分かる。でも、自分を責めないで。胸張って生きてほしい。」かつての自分を鼓舞するように立ち上がった。

食材を提供する市民の輪はみるみる広がっている。「知ってた? 涙って、つらい時よりうれしい時の方がいっぱい出るんだね」。田中さんは「私も社会の役に立つことができるんですね。顔が見える支援を続けていきたい」と、うれし涙をぬぐい、前を向いた。

 

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NPO法人フードバンク狛江代表の田中さんご夫婦

 

社会貢献のツールとして

3色パステルアートはこれまで、介護施設や児童施設などを拠点としたワークショップを多数開催してきました。育成をはじめてから3年目をむかえ、インストラクターの人数も徐々に増えています。

微力ではありますが、これからも社会貢献の一環としての活動も広めていけたらと思います。3色パステルアートを通して、全ての人の生活の中にささやかな喜びと幸せの時間を作ることができるよう願っています。

 

問い合わせ先

・NPO法人フードバンク狛江に関するお問い合わせは、03-5497-0272(代表 田中妙幸さん)まで。

・3色パステルアートに関するお問い合わせは、info@3cart.netまたは050-5582-7331(代表 浜端望美)まで。

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