3色パステルアートでは、2016年より絵のレシピ販売益を食品購入にあて、『NPO法人フードバンク狛江』へ食品を寄付しています。

寄付の仕組み

 

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社会貢献のツールとして

3色パステルアートは設立以来、介護施設や児童施設などを拠点としたワークショップを多数開催してきました。インストラクターの育成を開始してから、その拠点は全国に広がりつつあります。公共福祉の場でボランティアとして活動するインストラクターも多く、“3色パステルアート”の団体としても、社会貢献活動を進めていきたいと考えています。3色パステルアートを通して、全ての人の生活の中にささやかな喜びと幸せの時間を作ることができるよう願っています。

今月は食品の寄贈だけでなく、絵の寄贈も行いました。
絵は全てインストラクターの手書きで、1枚1枚心のこもった作品です。目標の120枚を上回る、161枚の作品が集まりました。これらは食品を提供してくださった方へのお礼状として利用されます。





提供者一覧(五十音順・敬称略)

安藤正子/榎本寿子/倉岡理恵/小西貴子/桜沢陽子/鈴木夏奈(3色パステルアート教室いろいろ)/長田直子/平野麻子(あさまるサロン)/村越友紀/山本美恵/Pas★EnjoyのAew(pasenjoy_aew)

 

NPO法人フードバンク狛江とは

フードバンク狛江は代表の田中さんご夫婦が二人三脚で活動されている、小さなNPO法人です。設立のきっかけは、田中妙幸さんと近所に住むある小学生の出会いから。

-2015/12/22東京新聞より一部抜粋

「どうしたの?」。二〇一四年の夏の日の夜、近所の路上で小学三年生の男の子が立ちすくんでいた。男の子はアパート暮らしで、四人兄姉の末っ子。父はおらず、母親が一人で育てていた。母は仕事から帰らず、男の子は鍵を忘れてしまい、外に閉め出されていた。「おばちゃん家(ち)、来る? 遠慮しないで」

その後、母親から家計が苦しく、おなかいっぱいご飯を食べることもままならない、と聞いた。ケーキを半分持って行ったり、煮物をお裾分けしたり。家族との交流が始まった。

文部科学省によると、六人に一人の子どもが貧困状態とされ、母子家庭の子どもは半数を占める。栄養失調死が年間二千人に上る日本の現実-。

問題に少しずつ目を向けるようになり、ある時、生活保護を受ける家庭のニュースが目に入った。「皆さん、自分のことを責めて生きている。ズタズタになりながら」。それは、かつての自分とどこか重なった。

 田中さんは、不妊治療にも励んだが、子どもに恵まれなかった。「どうにもならなくて社会につぶされそうな気持ちって分かる。でも、自分を責めないで。胸張って生きてほしい。」かつての自分を鼓舞するように立ち上がった。

食材を提供する市民の輪はみるみる広がっている。「知ってた? 涙って、つらい時よりうれしい時の方がいっぱい出るんだね」。田中さんは「私も社会の役に立つことができるんですね。顔が見える支援を続けていきたい」と、うれし涙をぬぐい、前を向いた。

 

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NPO法人フードバンク狛江代表の田中さんご夫婦

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