3色パステルアートでは、絵のレシピ販売益を全額食品購入にあて、『NPO法人フードバンク狛江』へ食品を寄付しています。

 

2018年5月度

2018年5月分の寄贈の報告です。
もうすぐ夏休み。
給食がなくなると子どもたちの食べる分も減ってしまう…ということで、今回は子ども向けを意識した甘口のレトルトカレーなど、約30kg分を寄贈しました。

 

 

 

 

今月はゆっくり訪問することができたので、いろいろと支援先のお話を聞くことができました。

「仕事して家に帰って、食べ物がフルーツの缶詰しかなかったけど、それが本当に甘くて美味しかった」という言葉を聞いたときはとても嬉しかったです。

当たり前に食べるものがある…。
そのような生活をしている人は味わったことがないくらい美味しいのだろうなと想像しました。

その他にも、
・うどんやそうめんの乾麺の寄贈は多いがめんつゆが無い
・支援物資のインスタント食品だと栄養が偏るので、青汁や野菜の缶詰が重宝される
・糖尿病の家族がいる家庭もあるので、鯖缶は味噌煮より水煮が良い

などなど、各ご家庭の様子を伺うことができました。

「贅沢だ!」という意見もあるかもしれませんが、
せっかく贈るのであればこちらの都合で一方的に選ぶのではなく、毎日の生活が少しでも充実するようなものを贈りたいと考えています。

とても言いづらいであろう意見を伝えていただけることはとてもありがたいです。

息づかいの伝わる支援を
代表の田中さんのその言葉の通り、きめ細やかな支援を続けているフードバンク狛江さん。

3色パステルアートとして協力できて本当にありがたいなと感じます。

 

 

寄付の仕組み

 

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NPO法人フードバンク狛江とは

フードバンク狛江は代表の田中さんご夫婦が二人三脚で活動されている、小さなNPO法人です。設立のきっかけは、田中妙幸さんと近所に住むある小学生の出会いから。

-2015/12/22東京新聞より一部抜粋

「どうしたの?」。二〇一四年の夏の日の夜、近所の路上で小学三年生の男の子が立ちすくんでいた。男の子はアパート暮らしで、四人兄姉の末っ子。父はおらず、母親が一人で育てていた。母は仕事から帰らず、男の子は鍵を忘れてしまい、外に閉め出されていた。「おばちゃん家(ち)、来る? 遠慮しないで」

その後、母親から家計が苦しく、おなかいっぱいご飯を食べることもままならない、と聞いた。ケーキを半分持って行ったり、煮物をお裾分けしたり。家族との交流が始まった。

文部科学省によると、六人に一人の子どもが貧困状態とされ、母子家庭の子どもは半数を占める。栄養失調死が年間二千人に上る日本の現実-。

問題に少しずつ目を向けるようになり、ある時、生活保護を受ける家庭のニュースが目に入った。「皆さん、自分のことを責めて生きている。ズタズタになりながら」。それは、かつての自分とどこか重なった。

 田中さんは、不妊治療にも励んだが、子どもに恵まれなかった。「どうにもならなくて社会につぶされそうな気持ちって分かる。でも、自分を責めないで。胸張って生きてほしい。」かつての自分を鼓舞するように立ち上がった。

食材を提供する市民の輪はみるみる広がっている。「知ってた? 涙って、つらい時よりうれしい時の方がいっぱい出るんだね」。田中さんは「私も社会の役に立つことができるんですね。顔が見える支援を続けていきたい」と、うれし涙をぬぐい、前を向いた。

 

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NPO法人フードバンク狛江代表の田中さんご夫婦

 

社会貢献のツールとして

3色パステルアートはこれまで、介護施設や児童施設などを拠点としたワークショップを多数開催してきました。育成をはじめてから3年目をむかえ、インストラクターの人数も徐々に増えています。

微力ではありますが、これからも社会貢献の一環としての活動も広めていけたらと思います。3色パステルアートを通して、全ての人の生活の中にささやかな喜びと幸せの時間を作ることができるよう願っています。

 

問い合わせ先

・NPO法人フードバンク狛江に関するお問い合わせは、03-5497-0272(代表 田中妙幸さん)まで。

・3色パステルアートに関するお問い合わせは、info@3cart.netまたは050-5582-7331(代表 浜端望美)まで。

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