3色パステルアートでは、絵のレシピ販売益を食品購入にあて、『NPO法人フードバンク狛江』へ食品を寄付しています。

2018年12月度

2018年12月分の寄贈の報告です。
3色パステルアートからは、2018年12月分として、切り干し大根やカップ焼きそばなど約17㎏をお届け。
賞味期限の長いレトルト品…となるとどうしても炭水化物ばかりに偏るので、切り干し大根はとても喜ばれました。

さらに、Amazonのほしいものリストから個人での寄贈もいただきました。こちらは23㎏程。ご協力いただきありがとうございます!

この数日前に、ミルクを買うお金がなくて0歳児を餓死させてしまったお母さんが逮捕されたニュースを見ました。ミルクを買うお金がなく10日前からお湯を与えていたそうです。最低限の食料も得られない人がいる一方で、フードバンクの活動に協力してくれる人もいる。貧困は絶対に自己責任ではないです。
もっと早い段階で声をあげやすくなるように、今後もフードバンク狛江さんの活動に協力していきます。

“フードバンク狛江は、市民から集めた食品を狛江市の生活困窮支援相談窓口と連携して、今日・明日の食べ物に困っておられる世帯へ提供する慈善団体です。現在は月40〜60件提供しております。昨年より子育て支援かの協力も得て、ひとり親子育て応援として給食のない夏休みに希望された44世帯、冬休みは50世帯へ食料提供を実施することができました。”

 

 

寄付の仕組み

 

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NPO法人フードバンク狛江とは

フードバンク狛江は代表の田中さんご夫婦が二人三脚で活動されている、小さなNPO法人です。設立のきっかけは、田中妙幸さんと近所に住むある小学生の出会いから。

-2015/12/22東京新聞より一部抜粋

「どうしたの?」。二〇一四年の夏の日の夜、近所の路上で小学三年生の男の子が立ちすくんでいた。男の子はアパート暮らしで、四人兄姉の末っ子。父はおらず、母親が一人で育てていた。母は仕事から帰らず、男の子は鍵を忘れてしまい、外に閉め出されていた。「おばちゃん家(ち)、来る? 遠慮しないで」

その後、母親から家計が苦しく、おなかいっぱいご飯を食べることもままならない、と聞いた。ケーキを半分持って行ったり、煮物をお裾分けしたり。家族との交流が始まった。

文部科学省によると、六人に一人の子どもが貧困状態とされ、母子家庭の子どもは半数を占める。栄養失調死が年間二千人に上る日本の現実-。

問題に少しずつ目を向けるようになり、ある時、生活保護を受ける家庭のニュースが目に入った。「皆さん、自分のことを責めて生きている。ズタズタになりながら」。それは、かつての自分とどこか重なった。

 田中さんは、不妊治療にも励んだが、子どもに恵まれなかった。「どうにもならなくて社会につぶされそうな気持ちって分かる。でも、自分を責めないで。胸張って生きてほしい。」かつての自分を鼓舞するように立ち上がった。

食材を提供する市民の輪はみるみる広がっている。「知ってた? 涙って、つらい時よりうれしい時の方がいっぱい出るんだね」。田中さんは「私も社会の役に立つことができるんですね。顔が見える支援を続けていきたい」と、うれし涙をぬぐい、前を向いた。

 

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NPO法人フードバンク狛江代表の田中さんご夫婦

 

社会貢献のツールとして

3色パステルアートはこれまで、介護施設や児童施設などを拠点としたワークショップを多数開催してきました。育成をはじめてから3年目をむかえ、インストラクターの人数も徐々に増えています。

微力ではありますが、これからも社会貢献の一環としての活動も広めていけたらと思います。3色パステルアートを通して、全ての人の生活の中にささやかな喜びと幸せの時間を作ることができるよう願っています。

 

問い合わせ先

・NPO法人フードバンク狛江に関するお問い合わせは、03-5497-0272(代表 田中妙幸さん)まで。

・3色パステルアートに関するお問い合わせは、info@3cart.netまたは050-5582-7331(代表 浜端望美)まで。

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