アートセラピー(風景構成法)の 診断

※一般的にいわれる絵の分析結果を載せています。個人でお楽しみください。
※開始する前に『アートセラピーとは』の記事をご一読ください。

 

風景構成法のやり方

アートセラピーで使用される絵の診断方法のひとつに、『風景構成法(ふうけいこうせいほう)』があります。

まずは画用紙とサインペンを用意し、以下の10項目の絵を順番に描いてください。

川、山、田、道、家、木、人、花、動物、石

最後に完成した絵に足したいものをひとつ、自由に描きます。アイテムが描けたらクレヨンやクーピーなどで色をつけて完成です。

 

診断結果

● 診断ではまずは全体を見ます。
※メインのものだけを紹介しています。

印象
温かい、冷たい、きれい、怖い、幼稚etc…

筆圧
筆圧が強い…感情が高ぶっている・自信がある・押し付けがましい
筆圧が弱い…おとなしい・自信がない・芸術家肌

明度
明るい…性格が明るい
暗い…寂しい・悲しい・現在に不安がある。

遠近
遠景…他人事・人任せまたは全体感を大事にしている
近景…積極的・視野が狭い・身近に問題を抱えている・自己中心的

濃淡
濃い…パワフル・高圧的・強迫観念
薄い…疲れ・自信のなさ


無色…本心を隠したい・強い自己主張・未知の可能性
赤…情熱・感傷・怒り・死
橙…温かさ・誇り・野心・再生・性
黄…寛大・直感・知性・富・完成
緑…共感・適応・成長・繁殖
青…検診・思考・孤独・寂しい・由打つ
紫…不安・権力
桃…陽気・性・幼さ
茶…豊かさ・安定・疲労・老化
灰…無関心・わがまま・優柔不断
白…最初・降伏
黒…否定・罪・隠蔽

黒+赤…怒り
黒+黄…ストレス
黒+白…コントロール・服従・我慢

 

● 次にひとつひとつのパーツを見ていきます。

『川』
川は、心・感情・人生をあらわします。

小さい…生命力が小さい
大きい…人間性が大きい
激しい…人生の変革・破綻
濁り…感情の濁りがある
川の中の石…感情の引っかかりがある
流れ(右方向)…過去から逃げているまたは前途へ向かっている
流れ(左方向)…復旧の意図、昔は良かったという思い
橋…人生・感情のバランス
岸…片側しかない場合は後戻りできない状況を表している

 

『山』
山は、視野・進路をあらわします。(石山や氷山の場合は厳しい現実)

 

『田』
田んぼは、仕事・労働をあらわします。

大きい…働き者・ワーカホリック
小さい…働く意識がない
茶色…働くことに疲れている
黄色…働くことが好き・働くしかい状況
下方…身体で働くことを覚える
左下…両親が働き者・仕事でかまってくれなかった
右下…働くことが当然

 

『道』
道は、人生の進路をあらわします。

一本道…やることが決まっている
三叉路…人生の岐路・選択のとき
十字路…同上
黒い道…進路の否定・自信のなさ
川と交差…進路を見比べている
川に沿っている…様子見
川で終わる…感情を超えられない
複雑な道…複雑な人生
細い…進路を見失っている
行き止まり…先が見えない
家と田の間だけ…働くだけの毎日

 

『家』
家は、その人自身の内面と外面をあらわします。

一軒家…自分自身
集落…家庭がないか希薄
小さい…小さくなって生きている
大きい…堂々と生きている
ビル…自分を大きく見せたい
城…幼稚
高床式…プライドが高い
細く高い…必死・不安定
塀や柵…立ち入られたくない・防御
窓がない…心が閉じている・経済的
窓が広い…心が開いている・無防備
煙突…怒り(煙が出ていれば放出中)
途中で切れている…離婚・家庭崩壊
川の向こう…帰れない・家庭への憧れ

 

『木』
木はその人のエネルギーまたは置かれている状況をあらわします

1本…孤独・自立

森林…静か・内的世界
果実…実のりある・幼稚・逃避
葉が多い…受容・高いエネルギー
葉が少ない…愛を受け入れられない・単純
幹が細い…柔軟・虚弱・不安定
幹が太い…健康・不自由
枝が多い…複雑な状況
切り株…人生へのあきらめ・挫折・休憩

 

『人』
人は、人間関係をあらわします

多数…人が好き・人が怖い・プライベートがない
本人より年寄り…疲れ・あきらめ
記号化…人間関係を粗末にしている
後ろ向き…自己否定
帽子…劣等感
手をつなぐ…積極性・他者と繋がりたい
走っている…逃げている・焦り

 

『花』
花は、愛情・優しさ・結婚をあらわします。

季節と一致しない…非現実的な愛
川に流れている…愛や結婚へのあきらめ
右下…パートナーとの関係が良好
左下…過去に素晴らしい恋愛をした

 

『動物』
動物は、自分自身のシンボルです

猫…甘えん坊・プライド
犬…攻撃的・自己主張・忠実
家畜…奴隷・労働者
豚…怠惰
ネズミ・兎…おとなしいふり・小心・敏感
ライオン…誇り・威厳
イルカ…自由・癒し
鳥…あきらめ・精神性

 

『石』
石は、障害・病気・痛みをあらわします。

道沿い…進路の障害
川沿い…感情のブロック
左下…トラウマ・性的虐待
右下…愛情不足

 

その他のアイテム

太陽…希望・正しさ・純粋
雲…悩み・憂鬱
案山子…自己卑下・他者依存
乗り物…移動したい・逃避
武器…性的ストレス・攻撃・防御
ガードレール…主語

 

いかがでしたか?
納得できる結果だった人もいれば、そうなのかな〜?と疑問に思った人もいるでしょう。当たっているということにしたい、という人もいるかもしれませんね。

3色パステルアートのインストラクターにはいくつかのルールがあります。そのうちのひとつが『分析をしないこと』です。風景構成法の診断では、赤は情熱・感傷・怒り・死と言われていますが、人によっては心地良さかもしれません。情熱の色は橙だと感じる人もいるでしょう。

枠にはめることではなく、その人ならではの表現が大切です。分析されていると思うと意識してしまって自由に自己表現することができなくなってしまう、という弊害もあります。枠からはみ出した部分こそがその人だけが持っている個性です。

2015-12-13 | Posted in アートセラピーComments Closed 

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