3色パステルアートでは、絵のレシピ販売益を食品購入にあて、『NPO法人フードバンク狛江』へ食品を寄付しています。

2019年03月度

2019年03月分の寄贈の報告です。
3色パステルアートからは、2019年03月分として、袋麺や調味料、レトルトのおかず等を中心に約30㎏をお届け。
ここ数ヶ月は、私たちの活動に興味を持っていただいた方が個人で寄贈してくださることも増えました。Amazonのほしいものリストから常時足りない食品を受け付けております。

今日はフードバンクを見学したいという3色パステルアートのインストラクター2人も同行しました。賞味期限チェックをしたり、食品のバケツリレーに加わったりしてお手伝い。

その後は代表の田中さんから貴重なお話を聞かせていただきました。

『貧困層』と『困難層』は違うということを改めて学び直しました。
収入がある程度あっても子どもの数や、持病の有る無しなどによって生活の困難さが変わってきます。

グラフの写真は狛江市が行なった
「子どもの生活実態調査」の集計報告書。

保護者と子ども、双方向から取ったアンケート結果が全272ページにわたって掲載されています。

例えば
Q.サイズの合う靴を2足以上持っていますか
という質問には、困難家庭の子ども(小5)のうち17%が「持っていない」と回答しています。

狛江市は小さな街なので、人数にすると4.5人くらい。(アンケートに回答してる人数だけですが…)

それなら靴を買ってあげたい!
という人もいらっしゃるのではないでしょうか。

そういった方と、必要としている人が繋がれない。
いつも頭を悩ませる問題です。

だからこそ実際に足を運んでくれたり、
ほしい物リストから興味を示していただけるのはとてもありがたいですね。
この春休みは、ひとり親家庭39世帯に食品を提供することができたそうです。
来月もまたお邪魔します。

寄付の仕組み

 

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NPO法人フードバンク狛江とは

フードバンク狛江は代表の田中さんご夫婦が二人三脚で活動されている、小さなNPO法人です。設立のきっかけは、田中妙幸さんと近所に住むある小学生の出会いから。

-2015/12/22東京新聞より一部抜粋

「どうしたの?」。二〇一四年の夏の日の夜、近所の路上で小学三年生の男の子が立ちすくんでいた。男の子はアパート暮らしで、四人兄姉の末っ子。父はおらず、母親が一人で育てていた。母は仕事から帰らず、男の子は鍵を忘れてしまい、外に閉め出されていた。「おばちゃん家(ち)、来る? 遠慮しないで」

その後、母親から家計が苦しく、おなかいっぱいご飯を食べることもままならない、と聞いた。ケーキを半分持って行ったり、煮物をお裾分けしたり。家族との交流が始まった。

文部科学省によると、六人に一人の子どもが貧困状態とされ、母子家庭の子どもは半数を占める。栄養失調死が年間二千人に上る日本の現実-。

問題に少しずつ目を向けるようになり、ある時、生活保護を受ける家庭のニュースが目に入った。「皆さん、自分のことを責めて生きている。ズタズタになりながら」。それは、かつての自分とどこか重なった。

 田中さんは、不妊治療にも励んだが、子どもに恵まれなかった。「どうにもならなくて社会につぶされそうな気持ちって分かる。でも、自分を責めないで。胸張って生きてほしい。」かつての自分を鼓舞するように立ち上がった。

食材を提供する市民の輪はみるみる広がっている。「知ってた? 涙って、つらい時よりうれしい時の方がいっぱい出るんだね」。田中さんは「私も社会の役に立つことができるんですね。顔が見える支援を続けていきたい」と、うれし涙をぬぐい、前を向いた。

 

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NPO法人フードバンク狛江代表の田中さんご夫婦

 

社会貢献のツールとして

3色パステルアートはこれまで、介護施設や児童施設などを拠点としたワークショップを多数開催してきました。育成をはじめてから3年目をむかえ、インストラクターの人数も徐々に増えています。

微力ではありますが、これからも社会貢献の一環としての活動も広めていけたらと思います。3色パステルアートを通して、全ての人の生活の中にささやかな喜びと幸せの時間を作ることができるよう願っています。

 

問い合わせ先

・NPO法人フードバンク狛江に関するお問い合わせは、03-5497-0272(代表 田中妙幸さん)まで。

・3色パステルアートに関するお問い合わせは、info@3cart.netまたは050-5582-7331(代表 浜端望美)まで。

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