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最近ブレイントレーニングという言葉をよく耳にします。
その名の通り脳(=ブレイン)を鍛えるという意味ですが…幼児教育の現場に多く取り入れられているようです。

脳にはそれぞれ癖があり、それが思考や物事の捉え方の偏りとなり、性格としてあらわれます。普段はあまり使わない脳を使うことで、「想像力」「直感力」「記憶力」が向上すると言われています。

トレーニングというくらいですから、通常は意図的に脳を鍛えることを目標としています。しかし、これでは脳も心も構えてしまって、かえってその柔軟性を失います。3色パステルアートでは、「楽しく絵を描いているだけで本人も気づかないうちに脳が鍛えられている」という状態を目指しています。右脳と左脳を行ったり来たりする特殊な描き方によってそれを実現し、楽しみながら柔軟性のある脳を鍛えます。

 

 

人は絵を描く時、『左脳モード』で描く人と、『右脳モード』で描く人に別れます。絵なら何でも右脳を使っていると思っている人もいますが、それは勘違い…。

絵が苦手という人のほとんどは、左脳モードで描いています。

 

 

左脳モードで描いている人の特徴は“記号(絵文字)みたいな絵”です。家や月や花など絵文字のような(=記号になっている絵)しか描けない!というのは、左脳モードで描いている人の特徴です。

左脳はものを単純化して記号的に認識したがります。だから左脳モードで描いた作品を現物と比べると全然違うもののように見えるのです。あなたの絵は左脳派?右脳派?どちらでしょうか?

ではどうすれば『右脳モード』で描けるのでしょうか?

はじめにご紹介する右脳を使って描く方法は、“空間を見る”ことです。
描きたい対象物ではなくその周りの空間に着目します。

試しに利き手と反対の手を描いてみましょう。
この時、普通は手をじっくり見ながら描きますよね。これがいつもの左脳を使った物の見方です。

では、『手』ではなく、その周りの空間を描いてみましょう。

真面目にやってみると、なかなか進まなくてイライラするはずです。
それは、いつも使っていない脳を使っている証拠。

1時間くらいじっくり粘るとびっくりするほど写実的な『 手 』が完成します。

時間と忍耐力がない人のために、右脳を使って描く方法のふたつめとして、楽しく実践できる方法をご紹介します。
それは、抽象画を描くことです。

上の作品は、味覚を描いた抽象画です。このときはワークショップで「生キャラメルの味覚」を描きました。
とろ~んと甘い香りのする生キャラメル。食べた瞬間に甘さが口の中いっぱいに広がって、あっという間に溶けてしまう…そんな味覚を表現した抽象画です。

下の作品はそれぞれ別の香りを絵にした作品です。どんな香りがしそうですか?
“アートセラピーで五感を磨く”といっても、実際は視覚と触覚くらいしか使っていないことが多いのです。聴覚、味覚、嗅覚を描くことで五感を刺激し感覚を研ぎすませながら柔軟な脳を鍛えましょう。

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