2021年07月21日(水)インストラクター交流会・研修会『波音の抽象画』を開催しました。

3色パステルアートでは月に1度、インストラクターとしてのステップアップと、活動の情報交換のための交流会&研修会を開いています。
今回も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンライン会議システムのzoomを使用しての開催です。地域の垣根を越えて、インストラクター同士交流することができました。

交流会報告

zoomの機能“ブレイクアウトルーム”を使用して、参加者を4~5人のグループに分け、まずは交流タイム。自己紹介や活動報告、活動するにあたっての困り事などを少人数でシェアしあいます。

インストラクターになったばかりの人にとっては、現場の生の声が聞ける貴重な機会。何年も活動を継続しているインストラクターにとっても良いアウトプットの場となります。

今回は6月末から行われていた3色パステルアートインストラクターグループ展『夏のいりぐち』が終了したばかりのタイミングだったので、作品を応募した人に感想などを詳しく聞いてみました。

「ギリギリで提出した」「家族に意見を求めたら反応がイマイチだった」と、作品を提出するまでの苦労話も聞かれましたが、実際に展示されてみると「額装されている絵が飾られているのが誇らしかった」「参加して良かった!」と嬉しい感想でした。たくさんの人に自分の絵を見てもらえること、みんなでそんな場所を一緒に作り上げていく経験は本当に喜ばしいことです。

グループ展では作品の販売も行い、15枚の絵をご購入いただきました。
自分の絵が売れた人にとっては、展示会終了後、ご注文者様の手元に作品が届くまでグループ展は続きます。研修会では今まであまり触れてこなかったパステルアートの額装についてもお話しさせていただきました。

研修内容

今月のテーマは『波音の抽象画』です。

「抽象画は苦手」という声をよく耳にします。
3色パステルアートでは絵のレシピを用いて風景画を描くことが多いため、自由度の高い抽象画となると途端に手が止まってしまう人がいるようです。

そこで、抽象画でもある程度体系化することができるものから順にレシピ化しています。今回の波音の抽象画もそのうちのひとつ。

静かな波、大きな波、台風のときの荒波、凪の海、とぐろを巻いた渦潮の海、、、などなど、それぞれの波をイメージしながら描き進めていきます。
時には波だけでなく、水の泡や海岸の砂つぶ、水面に反射する光など、波から連想されるものを、こちらも抽象的に「線」と「点」と「面」で表現します。

完成作品がこちら。
同じ『波』というテーマで描いても、思い浮かべる風景は人それぞれ。描いていくうちに絵に引っ張られてイメージしていなかった模様を描き足したりと、抽象画ならではの味わい深い作品が揃いました。

おまけ

 

同様の描き方で、風をテーマに描いた抽象画見本です。

①春風(桜吹雪)の抽象画

②初夏の風

③秋風の抽象画

おすすめの記事